気になる中国茶のカフェイン②カフェインレスの必要な人へ

普段、お茶が大好き!!しかし、体調によっては避けないといけないこともあります。今回は、どんな不調の人はカフェインを摂ってはいけないのか、そして、カフェインレスにしてもどうしたら美味しく中国茶を楽しめるかを解説します。




1.カフェインレスな中国茶と日本の健康茶


中国茶のカフェイン含有量は、発酵によって変わることを前回のブログでご説明しました。

中国茶が今、健康茶として人気ですが他のお茶の場合カフェインはどのようになっているのでしょうか?


ここで、日本国内で手に入りやすいカフェインレスな中国茶と健康茶の例をご紹介します。

1-1.カフェインが少ない・含まれないお茶の例


  • ほうじ茶:日本の緑茶の一種、煎茶や番茶、茎茶を煎じたものしたもの。焙煎の熱の作用でカフェインは減少します。含有量としては烏龍茶程度です。

  • 玄米茶:番茶や茎茶などに煎じた玄米を混ぜたもので、カフェインはほうじ茶の半分程度です。抹茶をまぶしたものは 抹茶のカフェインがプラスされます。

  • 麦茶:原料がお茶の木ではないのでもともとカフェインは含まれていません。健康のため、小さなお子さんやお年寄り、病気の方にも安心なお茶です。寝る前に飲んでも安心です。食物繊維を含み整腸作用が期待されます。

  • 番茶:夏以降に収穫される三番茶、四番茶や秋冬期に選定されて出た茶葉を原材料にしています。茶葉そのものにカフェインが少ないので生産された番茶にも カフェインは微量です。

  • ルイボスティー:アフリカ産のルイボスから作られるお茶です。お茶の木が原材料ではないのでカフェインは含まれていません。ミネラル分があり、美肌、便秘、アレルギー症状の改善が期待されます。

  • 杜仲茶:中国産の杜仲茶は不老長寿のお茶として珍重され日本でも健康茶として人気です。杜仲葉にはカフェインが含まれていません。ミネラル分、カルシウム、鉄分、ビタミンⅭなどの有効成分を含み、血圧下降、利尿作用、内臓脂肪減少、血管若返りなどの効能が期待できます。   

ご紹介したお茶は ほんの一部です。 



1-2.カフェインレスの中国茶の選び方


そもそもお茶の木(カメリヤシネンシス)でなければ、カフェインは含まれません。 

また、お茶の木の中でも、葉の芽や最初に出る葉には多くのカフェインが含まれています。そして、そのようなお茶のほとんどは高級品です。


紅茶も、中国種のダージリン、高級なファーストフラッシュなどは、最初の芽を摘んだものでかなり多くのカフェインが含まれています。

中国茶のお茶の木、カメリアシネンシスには上の方に出る芯芽ほど多くのカフェインが含まれており高級品となります。

番茶やほうじ茶は、お茶の木の葉でも下の方を使っていますので茶葉のカフェインは少なくなるのです。おおよそ高級なお茶ほどカフェイン含有量は上がるので、安いものは少ない場合が多いのです。

カフェインが気になる場合は、中国茶の黒茶や花茶や、お茶の木以外を使った健康的で低カフェイン、ノンカフェインのお茶がたくさんありますので、楽しみながら選んでみてくださいね。





2.カフェインを避けたほうが良いのはどんな人?


健康を気にする方は、中国茶のカフェインの有無や含有量も気にされます。

ここで、もう一度、カフェインの身体への悪影響、副作用などを見ておきましょう。

カフェインの主な副作用

  • めまい

  • 不眠

  • 心悸亢進

  • 悪心

  • 中枢神経の興奮作用

  • 利尿作用

  • 血中コレステロールを上昇させる

  • カルシウム分の体外排泄量が増加しカルシウム尿症になる可能性など


そしてカフェインの疲労回復作用が、頭をスッキリさせ爽快感が得られるので、依存性、中毒性を持つこともあるのです。


では、特にカフェインを避けたほうが良い体調の方についてご説明します。

2-1.心臓疾患や高血圧、血管系の持病などがある方はある程度控えめに

特に重篤な場合でなければ神経質になる必要はありませんが、上にあげたように、中国茶のカフェインの含有量を知っておくとどのお茶を選んだらよいのかヒントになりますね。

2-2.妊婦の方、授乳中の方も赤ちゃんへの影響に注意が必要です

体内のカフエィンを代謝し排泄するまでには時間がかかります。

代謝経路としては【 消化管 → 血漿中 → 腎臓 → 排泄 】となっています。この代謝によって血漿中のカフェインが無くなるまでに要する時間は、成人で5~6時間、3-4ヶ月児で14時間、新生児では82時間と言われています。

お腹の赤ちゃんについては、それ以上の時間がかかり内臓への負担が心配されます。お母さんから摂取したカフェインは胎盤を通じて同じ濃度で赤ちゃんに届きます。過剰摂取によっては早産や流産、低体重児の危険性もありますので、ご注意ください。

授乳中はカフエィンが微量ですが赤ちゃんに吸収されます。80時間近かけての排出になりますので、内臓に負担がかかり情緒不安定やイライラしやすい、などの影響や母乳からの栄養素の吸収を阻害したりします。


★妊娠、授乳期には、どの程度のカフェイン量と中国茶が安全でしょうか?

1日の摂取カフェイン量が300mg程度が安全だと言われています。800mg以上摂取すると、娠の継続や乳児突然死の比率が高くなると報告されています。

中国茶の場合ですと、

①緑茶や白茶はまず避ける

②茶葉を通常の半分以下でお湯は逆に多めでいれてかなり薄めにする

③できる限り【青茶】【黒茶】【花だけの花茶】を選ぶ

などがおススメです。

ただし、健康茶のイメージの烏龍茶も銘柄や発酵度によってカフェイン含有量が変わりますので妊娠、授乳中は1日6杯程度が目安とされています。




3.カフェインを摂る時間帯と中国茶の種類おすすめ


控えめにしつつも、身体に負担なく摂ることで、より安全性を高めることができます。


3-1.控えめにカフェインを摂る時間はいつ・どの中国茶にすべき?

カフェインが体内に及ぼす影響を考えると、朝や、午前中、身体を目覚めさせたい時間帯ですね。体調に問題のない方であれば、適しているお茶はカフェイン含有量の多い緑茶や白茶です。朝食に合わせて中国茶の紅茶、キーマン茶を濃い目に入れて飲んでも身体や頭が目覚めます。また、カフェインレスの生活を実践している方でも、薄め・少量でカフェインを摂るなら、この朝や午前中がオススメです。


昼食時についても、体調に問題のない方であれば午後へのリフレッシュのために中国茶でカフェインをとっても良いでしょう。ただ、カフェインが代謝され排出されるまで成人は5-6時間かかります。昼間にカフェインレスでリフレッシュするとしたら、やはりカフェインの少ないものが良いので、春から秋は青茶、冬は黒茶がオススメです。


体内に残ったまま、就寝時間を迎えないようにしたいものですね。

もちろん、健康茶と人気の中国茶、烏龍茶やプーアル茶にも緑茶や白茶に比べて少なくても

カフェインは含まれていますので、気分転換やリフレッシュすることは可能です。

やはり、夜に向けて大量に飲むのは避けたほうが無難です。


夜以降は花を乾燥させた花茶がおススメです。

ゆっくり開く花を眺めながら、カフエィンレスの中国茶をお楽しみください。


4.茶カフェインと上手に付き合って、中国茶を楽しむ方法


気になるカフェインと上手に付き合うには

  • カフェインの副作用と良い作用を知る

  • 中国茶の銘柄や種類によって異なるカフェイン量を知る

  • 中国茶を摂っても体に負担が少ない時間帯と茶葉の種類・淹れ方を知る

3つのことが大切です。

4-1.茶葉のどこにカフェインが多く含まれているかを知る

中国茶葉は高級な緑茶ほど 最初に出た新芽の部分を多く使っています。言い換えると、芽の多い茶葉ほどカフェイン含有量は高くなります。購入する際に、茶葉の形状や状態を目で確かめると良いでしょう。

また、カフェインは、生産されて年月が経った茶葉であっても減少することはありません。つまり黒茶の塊茶などは古いものでも、カフェイン含有量は変化していません。


4-2.中国茶を淹れる際の温度を変えてカフェインレスにできる

お茶は、出来るだけ100℃に近い沸騰したお湯で淹れるのが美味しいのですが、80℃以下のお湯ですとカフェインは抽出されにくくなります。

ですから、水出しで中国茶を淹れると、カフェインレスに近づけることができます。ただし、香りや味や余韻などの良い風味も十分には抽出されなくなります。

まとめ

いかがでしたか?

カフェインをただ避けていた方も多いと思いますが、茶カフェインには良い作用もあり、そしてカフェインを摂った時の爽快感は実に素晴らしいものですね。

カフェインを少なめにする、もしくは摂らないようにするとしても、より工夫によって安全に中国茶を楽しめるようになると思います。ぜひカフェインレスの中国茶も楽しんでみてください!