腰痛を解消したい人のための対処とセルフケアのポイント
「腰が痛い」「腰痛持ちだ」という方は非常に多く、当サロンにも多くのお客様が腰痛で来院されています。
しかし、腰痛は簡単には解消しないことも多く、身体を労わりながら腰痛と付き合っていくという方が多いのも実情です。
そこで今回は、腰痛でお悩みの方の症状が少しでも楽になるように、対処方法やセルフケアについて解説していきます。
1.腰痛を解消するには原因を知ることから

腰痛に限ったことではありませんが、問題を解消していくためには、原因を知らなければ対処が出来ません。
では、お伺いします。
「自身の腰痛の原因を把握できていますか?」
もし出来ていないのであれば、以下を参考にしてある程度原因を絞り込んでみてください。
とは言え、実は腰痛の原因は特定できないことも多いので、分からないという人も多いはずなので、気楽な気持ちで読み進めてみてください。
先に腰痛の原因として代表的なものを挙げてみます。
《腰痛の主な原因例》
1:腰回りの筋力低下
2:腰回りの柔軟性の低下
3:椎間板ヘルニア
4:骨の変形(骨棘)
5:なにかしらの病気
簡単にですが、1つずつ解説を加えます。
《1:腰回りの筋力低下》
腰回りの筋力が低下することにより、腰への負担が増加して腰痛が発生している
《2:腰回りの柔軟性の低下》
腰回りの柔軟性が低下することにより、血流などが悪くなり、腰痛が発生している。
《3:椎間板ヘルニア》
骨と骨の間のクッションに当たる部分がすり減ったことにより、神経部分が圧迫や接触してしまって腰痛が発生している。場合によっては手術が必要。
《4:骨の変形(骨棘)》
骨が変形し、棘上になってしまうことで腰痛が発生している。場合によっては手術が必要。
《5:なにかしらの病気》
腰に関係した病気である可能性だけでなく、子宮内膜症など腰とは関係ないところに原因がある場合があります。
いくつかの例を挙げてはみましたが、実は腰痛の85%は原因を特定できないと言われています。
そのため、なかなか答えは見つからないかもしれません。
そんな方は、以下の質問に答えてみてください。
・いつから痛み始めたのか?
・どんな時に痛むのか?
・どうしたら楽なのか?
これらの質問の答えは、セルフケアや腰痛を軽減するライフスタイル、腰痛悪化の防止に役立つはずです。
例えば、「前かがみになった時に痛む」という方の場合、前かがみにならないようにした方が良いですし、おそらく既に前かがみになることを本能的に避けるように身体を使っているはずです。
さらに少し掘り下げると、「前かがみになった時に痛む」原因は、腰回りの中で特に背筋が弱い可能性があるとも言えます。
「身体を反った時に痛む」という方の場合は逆で、お腹周りの筋力が低下している可能性があります。
子どもを抱っこしたりする主婦層に多いと言われるのが、このタイプです。
原因を特定できない人の方が多いので、ここで分からなかったとしても問題ありませんので、次の項目に進んでみてください。
2.腰痛解消のための症状確認

原因が特定できなかったとしても、現在あなたが自覚している症状は分かるのではないかと思います。
大きく2つに分けて解説しますので、自身の症状と照らし合わせてみてください。
・慢性的な腰痛
・突発的にしか起こらない腰痛
2-1.慢性的な腰痛について
慢性的な腰痛である以上、常に何らかの問題が起こっています。
ただ、もし慢性的であったとしても、先に挙げたように「何か特定の行動をした時だけ特に痛む」というのであれば、ある程度の対処はできるはずです。
問題は本当に常に痛いという方です。
その場合は、病気である可能性もあるため、一度お医者さんに診てもらった方が良いかもしれません。
先程の項目でもお伝えしたように、全く別の病気の影響で腰痛が発生している可能性があるからです。
参考までに、いくつか医学的な観点から「慢性的な腰痛」についてお伝えしておきますので、参考にしてみてください。
《腰だけでなく首・背中・下肢後部も痛い》
腎の問題である可能性があります。不規則な生活・過労・ストレスにより腎兪というツボのある腰のところが悪影響を受けて、腰を痛めている可能性があります。
《腰だけでなく左肩や下肢と胸部も痛い》
脾胃に問題があって、腰痛が発生している可能性があります。
食べ物を気と血に変換して全身に送る機能が低下し、食欲不振や下痢、筋力も免疫力も低下し、疲れやすくなります。
《腰だけでなく股関節痛・下肢外側の疼痛・頭痛・目尻の疼痛が発生している》
肝に問題があって、腰痛が発生している可能性があります。
肝の影響で胆・脾胃の不調も引き起こすと、消化機能が低下し、左肩も痛くなる可能性があります。
2-2.突発的にしか起こらない腰痛について
突発的にしか起こらない腰痛であるならば、起こる状況を特定しておくことが重要です。
前項目でお伝えした特定の姿勢を取ったときに出るものであれば、多くの人が自覚できているので、対処ができている方が多いです。
問題は、「突発的に起こっているのになぜ起こったのかよくわからない」という場合です。
そういった方は、以下の事例を参考に、腰痛が突発的に起こった際には、メモを取るようにしてみてください。そうすることである程度の原因を絞り込むことができます。
《突発的に腰痛が起こる事例》
・環境的要因:寒い場所、ストレスなど
・身体的要因:体力を消耗、過労
環境的要因について少し解説を加えると、寒い場所で体が冷えてしまうと、気血が滞り、筋肉はこわばり、傷みやすくなります。
底冷えしていると、足から冷えてきて腰に影響が出やすいのです。
また、体温調節を頑張っている冬のような寒い季節と環境では体力が消耗しやすくなるので注意してください。
身体的要因について少し解説を加えると、体力を消耗しすぎたり、体力以上のことをしたりすると免疫力が低下し、自分の持っている自然治癒力が追いつかなくなります。
それでも頑張ってしまうと、いわゆる過労により腎兪というツボのある腰のところが悪影響を受けて、腰を痛めるのです。
特に、食べても太れないという人は、脾胃に元々問題がある可能性もあり、元気を補うのが大変で肉がつきにくく、人と同じ作業をするのは負担になっている場合があります。
3.腰痛解消のためのセルフケア

原因の特定が出来なかったとしても、日々悩まされる腰痛は何とかしたいものです。
毎日マッサージや整体などに行くことは難しいでしょうから、ここでは簡単なセルフケアについて解説します。
3-1.腰痛解消のセルフケアその1|日向ぼっこ
腰痛になったことのある人は、気を消耗させる傾向があるので、気持ちの良い気温での日向ぼっこがオススメです。
何も持たずに身軽に楽しい散歩、外気を取り入れてリラックスすると良いでしょう。
3-2.腰痛解消のセルフケアその2|温かい寝具で包んで寝る
腰痛で辛くて大変な時は、痛すぎるところをグリグリと刺激しないで、できる限り楽な姿勢を取りましょう。
お尻の当たりを中心に湯たんぽやホッカイロなどを当てて、腰から大腿部を温かい寝具で包んで寝るのがオススメです。
3-3.腰痛解消のセルフケアその3|入浴
下腹部から下を熱めのお湯で入浴をしてから就寝することをオススメします。
よもぎをお湯に入れることも良いでしょう。
3-4.腰痛解消のセルフケアその4|食べ物
気血を補う黒い食材と赤い食材(海藻、きのこ、米、レバー、鶏など)、脾胃を養う自然の甘味の食材(砂糖以外)、肝を養う青緑の食材(主に野菜)をとると良いでしょう。
3-5.腰痛解消のセルフケアその5|黒い発酵茶
休憩の時に黒い発酵茶(プーアル茶)または黒豆茶、黒米のお茶を茶葉から入れて飲むとよいでしょう。
3-6.腰痛解消のセルフケアその6|ストレッチ
2016年になりますが、NHKの「ためしてガッテン」で、「8割もの腰痛患者に効果が期待できる腰痛解消のストレッチ」が放送されました。
かなり効果が期待できるとのことなので、以下のページも参考にしてみると良いかもしれません。
解禁!腰痛患者の8割が改善する最新メソッド
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20161102/index.html
4.腰痛をなんとかしたい方にオススメ

知識は得たけども「やっぱり自分でやるのは心配」「自分では正しいことをやっているのか不安」という方も多いのではないかと思います。
参考までに、「整体サロン日月水土」で用意しているサービスを紹介しておきますが、お近くの方でなければ来店は難しいと思いますので、お近くの整体サロンをお探しいただくか、発送可能な商品、または通話を用いた「整体サロン日月水土」の遠隔サービスをご利用いただくと良いでしょう。
4-1.サロンde楽に人間ドック+ケア(遠隔可能)
ハンドでは触れられない腎膀胱・肝胆・脾胃・全身の血脈・生殖器官にもアプローチし、自然治癒力が早く回復していくためのケアができます。
4-2.推掌または漢方経絡リンパアロマトリートメント
首から足まで全身のハンド施術がお勧め。硬くなった筋肉をほぐすことで臓腑のケアができ、邪気の排出および気血水の流れが整い、腰痛が楽になることが期待できます。
4-3.薬草蒸またはユーファイ
腰から下をしっかり温めながら好きな香りに包まれる「温活メニュー」で、気血の流れをよくし、免疫力をあげながら元気を養うことが出来るのでオススメです。
4-4.「サプリメント水」または「レメディ砂糖玉」
サロンde楽に人間ドック+ケアのオプションで、「サプリメント水」または「レメディ砂糖玉」を選択すると、腎膀胱・肝胆・脾胃を癒す周波数をバランス良く5種類まで配合できます。
周波数を体内の臓腑に継続的に2週間以上補うことができ、自然治癒力の働きをよくしていくことができます。
4-5.「THE MATTRES」
疲れが取れないと感じやすい人には、寝る時に肩・腰・足を緩めて身体に負担をかけない寝姿勢をキープできることで血と水の流れが良くなる「THE MATTRES」をオススメします。
4-6.「KAKATO MAKURA」
体の動かしはじめに腰が痛く、足首とかかとにも負担がかかってしまう時は、足裏のアーチ構造を整えて体全体のバランスを保てる「KAKATO MAKURA」をオススメします。
4-7.「RE:SET SMOOTHIE」のBERRY MIX FLAVORシリーズ